「お前がなかなか戻って来ないから、センコーのとこに行ったんだよ。そしたらこの机を持って行けと言われた」 「そ、そっか…。ありがと、良牙」 微笑むと良牙の顔が赤くなった…、と思ったら顔を背けて顔を隠してしまう。 ほんっと綾香って危なっかしい…、とか何とかブツブツ言っているのが聞えてきたけど--- なんの事だろう? 私と良牙のやりとりをジッと見ていた章吾が口を開く。