歩き出した私の手をそっと…、 章吾が握ってきた。 触れるその手は凄く優しくて……、 温かく大きな章吾の手に包まれ、私の胸が痛んだ。 章吾の幸せは一体、どこにあるのだろう? それが静香さんであったらいいのに--- 緑の香りが鼻をかすめ、瞳を閉じた。