【完】紅(クレナイ) ~鏡花水月~



「ヘッ?」


「ご、ごめんなさい。突然わら…ぷッ…、あははははは…」



中々笑いが収まりそうにない静香さんは、そのままさらにお腹を抱えて身体を捩りながら笑い始めた。




「静香殿?」


「ご、ゴメッ…。あー…、もー笑った笑った」



少し気持ちが落ち着いてきたのか、フーッと息を整え始める静香さんに首を傾げる。




「突然、笑ってしまってスミマセンでした。章吾様のお顔があまりにも情けない顔をしていたものですから、可笑しくってプッ、フフフ…」


そう言いながらまた、肩を震わせ始める静香さん。



笑いすぎて苦しそうだ。