「見ーちゃったッ!ずいぶん楽しそうにしてるじゃない?章吾様」 裏庭から一歩出ようとしたところで声をかけられ、声のした方へと振り向くと--- サラサラと艶のある長い黒髪をなびかせた女性が、凛とした佇まいで私達を楽しげに見ていた。 この人も章吾と一緒で竹刀を持っている。 「…静香殿」 横にいる章吾が目を見開き、その女性を見ている。 章吾のお友達?