それとも二人は以前からの知り合い?
「章吾?」
「蓮殿は今日から一週間ほど、この学園を留守にしますので今はいません」
「一週間も?…どこに行ったの?」
「家の仕事だそうです。蓮殿は一条製薬の次男とはいえ将来この会社を支える一人。色々と忙しいのでしょう」
製薬会社?
そうポツリと呟く紅殿に首を傾げる。
蓮殿の家の会社の事を、全く知らなかったのか?
その製薬会社はかなり大きな規模の会社で日本はもとより海外にも進出し、今では世界でも一位・二位を争うほどの会社だというのに。
あぁ、そういえば紅殿はこの学園に来てまだ間もないから知らないのかと一人納得した。
ではやはり、紅殿と蓮殿の関係に関しては特に気に病むものでもないのだろう。



