「そうか」 「………ッ」 カランッ--- そう言った森里さんは、私を包むように抱きしめた。 足元に何かが落ちた音が聞えたけどそれはきっと、森里さんが持っていた竹刀を落とした音だろう。 そんな事を思いながらも私を包む、森崎さんの心地良い温もりに瞳を瞑った。 森崎さんの温かい温もりに悲しみに染まっていた身体が、徐々に溶けていくのを感じる。