【完】紅(クレナイ) ~鏡花水月~



「ちょっと」


突如、女の声が聞こえてきて涙が一気に引っ込んだ。


袖口でゴシゴシと涙を拭いながら『何?』と振り向けば、腕を引っ張られ立ち上がらせられる。




前髪から見えるのは、私を囲む四人の女達。




「こっちに来て」


そう言って私の腕を引っ張る髪の長い女に連れられて来たのは、裏庭だった。




あぁ…、


これは制裁?