【完】紅(クレナイ) ~鏡花水月~



「僕は、朱雀。青竜の弟だよ~。宜しくね~」


赤髪の男、朱雀は可愛らしく微笑んだ。




「………」


ワラワラと私を取り囲むようにやってきた生徒会メンバーに、私は苦笑いをするしかなかった。




宜しくされても困るし。




それに…、何でみんなこんなにカッコイイの?


イケメンばかり集めてるのかな…



疑問が頭の中に浮かぶ。