【完】紅(クレナイ) ~鏡花水月~



「赤色の…瞳?」


「…はい」


「そう…か---」



もう瞳を閉じて寝ている綾香ちゃんをジッと見ながらその男は、軽く息をはく。




「さてと…。佐伯君、本当にどうもありがとう」


「いえ。それではもう帰ります」


「あぁ」



そう言って俺はすぐに、自分の家へと続く道を急いだ。





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