「色々とすまなかったね」 「いいえ」 「今度、礼をしたいから連絡先を教えてくれないか?」 「結構です。それよりも…」 …と、ここであの母親が誰かに追われていたことを告げた。 その男は酷く驚い顔で辺りを見まわした。 しかしその女はもうこの付近にいるわけもなく、辺りは静まり返っている。 その男が諦めた顔をしたところで、この赤ん坊の瞳のが赤い事も伝えた。