涙でよりいっそうキラキラ光る紅の瞳に魅入っていたのは、ホンの一瞬。 すぐにまた泣き出す、赤ん坊の泣き声で我に返った。 それから携帯なんて持ってはいない俺はすぐ傍にあった電話ボックスで、紙に書いてある電話番号を確認しながら電話する。 電話に出たのは、東條隆之と言う名の人物だった--- 始めは赤ん坊の事なんて知らないの一点張りだったその人は、紙に書いてあった母親の名前を伝えるとその男は黙り込む。 そして…、 一時間程して到着したその男に、赤ん坊を手渡した。