納得がいかないと言うような先生の視線に、さっさと行こうと促すため歩き出した。
それについて来る先生---
教室を出る直前、良牙を見た。
私を心配そうにジッと見ている良牙と視線が合う。
まるで飼い主に言われてお座りをしているようなそんな様子に、思わず唇に笑みが漏れた。
ほんと…、
なんで急に私に近づいてきたのかよく分からないけど、今まで一人ぼっちだった私にとって凄く温かく、心強い存在となりつつあるのは確か。
先生と横一列に並ぶ。
全く足音のしないカーペットの上を二人で歩いていると、ふいに先生の視線を感じ見上げた。
視線が絡み合う。



