「お前は来なくていい」
「………」
先生に一括され二人は睨みあう。
まるで昨日の続きみたい…、そう思っていると先生の視線が良牙から私に向かう。
「東條には話しもあるんだ」
「俺がいてもいいだろうが」
先生の言葉に私は頷いた。
そして伺うように私を見てくる良牙に、来ないでと視線を投げかける。
すぐに私の視線の意味が分かったのか一瞬目を細めた良牙は、納得のいかない顔をしたものの私達に背を向け自分の席へと戻って行った。
それを見送っていると先生がフン…、と鼻を鳴らしたのが聞えてきた。
見上げると良牙に向けていた視線を丁度、私に向け面白そうに笑みを浮かべながら口を開くところだった。
「お前はアイツをどう手なずけたんだ?」
「知りません」
その問いには答えようがない。
私自身、分からないのだから---



