そして… お互いそのまま動きを止めると、辺りに静寂が戻った。 軽く瞳を閉じる。 コイツに話すのは、今がチャンスかもしれない。 そうは思ったが、話すとかなり長話しになってしまう。 そろそろ行かなくてはいけない俺に、そんな時間はない。 俺は紅に、軽くヒントだけくれてやると早々にその場を立ち去った。 今は裏門へと続く道を歩いている。