こいつは…、 強い--- 特にスピードは俺より上か? ちょっとでも油断しようものなら、すぐさま襲い掛かるであろう拳を的確に受け止めた。 攻撃したくても中々手が出せない。 俺はコイツにまとわりつく香りに、どうにも弱いらしい--- ドゥッ--- 今だ止む事のない紅の攻撃にだんだんと危なさを見せ始めてきた為、あえて紅に攻撃すると見せかけて顔の横へと拳を放つ。 瞬間、息を飲む音が聞こえた。