【完】紅(クレナイ) ~鏡花水月~



「なによ、受け止めてばかりいないでかかってくれば?」


「いいのか?」



ドゥッ---




瞬間、私の耳横に風が通り過ぎた。




拳が…、


重い---



この男、力が半端なく強いんだ。



ゴクン…、と喉を鳴らす。




スピードはついていける。



拳は見えていたから。