「飛翔ッ」 「ピェー…」 闇夜の空間で、甘えた声を出しながら私の猛獣用グローブに止まった一羽の鷹。 私の愛鳥、ボネリークマタカ種で名前は『飛翔』と言う。 私が小さい頃、山の中で雛だった飛翔がトンビに襲われているところを助けて以来、ずっと共に生きて来た。 私にとって親友であり、兄弟のような存在である大事な家族。 ペットだなんて思った事は一度もない。