バシッ--- フイに伸びてきた手を叩き落す。 響いた音は、シーンと静まり返るその場にかなり響いた。 驚いた…、 いきなり何するの? そう思っているとすぐに、第二の手が私の被っているフードへと伸びてきた。 ヒラリ--- それを軽く避けた。 …が、何度も諦める事なく手を伸ばしてくる。 それは私の顔を見るためなのか、被っているフードばかりを狙っていた。 しかも楽しげな表情で… 本当にシツコイ---