【完】紅(クレナイ) ~鏡花水月~



ギィー--、



重苦しい音をたてるその扉の向こう。




そこは…、


まるで中世のヨーロッパ貴族が住んでいると思わせる部屋だった。




キラキラと光輝くその室内は私の目には全く優しくなくて、思わず目を瞑ってしまう程の光が私を襲う。




おそるおそる、もう一度瞳を開けてゆけば…、


部屋の壁に所々、鏡が取り付けてあった。