「「じゃぁ、勝手にくればー」」 良牙に人睨みされ、双子会計達は渋々了承していた。 「では綾香、参りましょう」 そう言って私に王子様のように手をスッと差し伸べてくるのは時政先輩。 はッ? 皆の見ている前で手を繋いで行けと? 手を繋いで校内を歩いた日にはこの体育祭実行委員の人達だけでなく、学校中の人間を敵にまわしてしまう。 だから私の返事は決まっているのだ。 「いえ、遠慮しておきます」 「綾香…」