【完】紅(クレナイ) ~鏡花水月~



「りょ、良牙?」


「…まぁ、いいでしょう。ではこの二人に実行委員の先頭に立って頑張ってもらいます。皆さん、いいですね?」



周りでブツブツ文句を言っていた人達も時政先輩の有無も言わさぬようなその口調に誰も口が挟めず、パチパチと手を叩いて賛成をしてくれた。




きっと皆、内心では嫌だと思っている筈だけどね。


だってさっきまで委員長を希望する者…と問われた次の瞬間には、この室内にいる殆どの女性徒がこぞって手を上げたんだもの。



だったからやる気のあるその中から選べばいいのに…、


その人達には目もくれず、勝手に双子会計が私を委員長にしてしまったのだ。