髪の毛ボサボサ頭で前髪が長く、顔が全く見えない女がそこにいた。
「何あれ?」
青治もその女の顔を見たのだろう。
女の顔を見た青治の顔は歪み、まるで生ゴミでも見ているかのような表情だ。
無論、俺の顔もそんな表情なのだろうけど---
そんな事を思っていると時政がその女に近づいて行き、その女を名前呼びまでして親しげに話しだした。
女もまた、時政を名前呼びする。
おいおい…、
何があったんだよ?
スッゲー疑問符が頭の中を飛び交いながらもジッとその様子を食い入るように見ていると、鏡夜までがその女に近づいていった。



