【朱雀SIDE】
「青治。あれ見てみろよ」
会議室に入ると室内にいる全ての生徒達が俺らに注目する。
それはいつもの事だ。
それよりも---
席に着席し次々に入ってくる生徒会の見慣れた面々を何とはなしに見ていたら、いつもと違う表情で室内に入ってきた男に気づく。
氷の副会長と呼ばれるほどにいつも無表情の時政がなんとある一点を見つめ、そして笑顔をこぼしているではないか---
自分の目を疑った俺は即座に目を擦る。
そしてもう一度、時政を見ると先程の笑顔以上の微笑を誰かに向けていた。
はッ?
何だ、その顔---



