【完】紅(クレナイ) ~鏡花水月~



集合時間間近になった頃、前の扉がガラリと開き双子会計を筆頭に生徒会の面々が入ってきた。




「キャァーッ!一条様、カッコイイーッ!」


「生徒会の皆様、いつ見ても素敵ですわねぇー」



そんな声が所かしこからボソボソと聞こえてきた。




いつもなら女性陣の叫び声が聞えるところだけど、ここは会議室。


みんなそれなりに常識人のようで、コッソリと声に出しているようだ。




この学園の生徒会は基本、立候補制である。


がしかし、何故か毎年立候補をする者が出ない為、人気投票で決まってしまう。




だから生徒会になる者は必然と、顔の良い者や家柄で決まってしまうのだ。