怖い…、 怖いよ。 誰か…、 助けて--- 心の中で誰かに助けを求めてた。 「綾香…」 耳元で聞えた声に、不安定だった心が落ち着きを取り戻す。 隆之さんの声を聞くだけで、本当に心が凄く穏やかになるの。 その声を聞くだけで、ホッと安心して息をつく事が出来るんだ---