軽く足を広げ、戦闘態勢に入る。 そして顎をクイッと動かし、いつでも来いと促した。 金髪男はそれを終始、視線を逸らす事なく楽しそうに口角を上げたままジッと見ていた。 「こっちはさっき準備運動もしたし、いつでもかかって来ていいよ」 「お前…」 「…?」 すぐにかかって来るであろう事を予想していた私の思いを裏切るように、男の身体は動く事なく驚きの表情を浮かべている。 え、何? そんな金髪男の様子にキョトンと瞳を大きく開いた私は、首を傾げた。