あれから寮にある自分の部屋へと帰った私は一人、ボーっと二人座れるほどの大きさのソファーで横になっていた。 部屋が少し薄暗くなったにも関わらず、電気も点けずに天井へと視線を彷徨わせる。 今は何も…、 したくはない--- ブーッ、ブーッ……… ふいにテーブルの上に乗せていたスマホが震え始める。 震えるバイブに、彷徨っていた視線がスマホへと向かう。 「…誰?」 答えるはずもないスマホに向かって、そう呟いた。 やはり何も答えてはくれないそのスマホを一瞥し諦めたように一つ、溜息を零した。