ピタッ 私の言葉を遮るように大和くんは優しく私の頬に絆創膏を貼った。 「傷残ったらイケないでしょ。一応、女なんだし」 悪魔の如く微笑む大和くんは夕日に照らされてキラキラ輝いて見える。 ふっ不覚。 こんな奴にドキドキしてしまった.....。 「......」 大和くんの言葉には毒がある。 でも、私の頬に触れる大和くんの指先には優しさがあった。