「せ、生物の課外授業ですよっ。こっち」 座っている大和くんを強引に立たせて大和くん似の子猫のところに連れていく。 「ね、あの子、あのこっちに背を向けている子猫、超大和くんにそっくりでしょ?」 「.....わかんないし。つーか、これ生物?」 「せっ生物ですっ。DNAの授業ですっ」 今だダルそうな大和くんの鋭いツッコミに焦る私。 我ながら苦しい言い訳。