全部、颯人先輩の計画の内だったの? 「颯人先輩....。私...」 「結花のことは好きだけど、今の結花は好きじゃない」 ドンッ 「うわっ!!?」 どーすればいいかわからなかった私の体を颯人先輩が急に押して私たちの間に距離ができる。 「今の結花、心から笑えてないもん。そんな結花は好きじゃないよ」 太陽はついに沈み、夜がゆっくりとやって来た。 先程とはまた違う別の幻想的な世界が私たちを包み、優しく微笑む颯人先輩をキラキラ照らす。