落ち着け。 落ち着くのよ、私。 数ページ前の気持ちを忘れるなっ!! 「僕ってやっぱりアンタにとって生徒でしかないの?」 「え?」 怒りのパワーを落ち着かせていた私に突然、無表情の大和くんが告げた言葉。 いや、無表情なんかじゃない。 その表情は複雑だ。