好きなんだ、私。 「うるさい、バカ」 大和くんの部屋に急いで入った私をうざそうに見つめる大和くん。 大和くんはベッドの上に腰掛けていた。 「バカとは何だっ!!バカとはっ!!私は仮にも大和くんの家庭教師!!先生なんだよ!!」 「こんなバカが先生とか人生最大の汚点」 「むっ!!何だとぉ!!?」 しんみり空気はどこへやら。 毒舌大和くんによって怒りのパワーが込み上げる。