「ごめん。俺に言えないことだってあるよね」 ずっと黙ったままの私に申し訳なさそうに笑い、私の頭を優しく撫でる颯人先輩。 そんな顔をさせたかった訳じゃない。 私何やっているんだろ....。 「本当にすみません」 「結花、大丈夫だよ。ほら、大和ん家」 謝る私に優しく笑いかける颯人先輩が指差す先にはクリスマス色に染まった大和くん家があった。