「大丈夫?」 「うん...」 私に触れた大和くんの指先が余りにも優しくて、まるで壊れものを扱うほど慎重で。 私はこの人に愛されてる。 「なっ何で....っ」 そんな大和くんに触れられて緊張の糸が切れ、泣き出した私。 何で大和くん私がここに拉致されたって知ってるんだろ。 こんな登場、超スーパーヒーローじゃん。 「街歩いてたら結花が僕を呼んでる声が聞こえた。結花の声なら絶対どこでも聞こえる」 ギュッ