「遅くない?」 「え?大和くん熱出ていないの?」 月曜日なので、放課後は大和くんの家庭教師。 まさかの熱の出ていない大和くんに私は驚きを隠せなかった。 「あのさ、僕の質問に全く別の質問で返さないでくれる?」 健康そのものの大和くんはむすっとした顔でベッドの上に座っている。