翔太の記憶はぼんやりと残ってる。 『カニを踏み潰した。』 ・ ・ ・ ・ 『覚えてんのか⁇』 『ここも懐かしいよ。 連れて来てくれてありがとう。』 『何、泣いてんだよ。』 え。 顔は涙で濡れてて。 『だって…嬉しいんだもん。』