********* 昨日。 久しぶりに鬼ごっこみたいなものをした。 「空遥… 帰られた。」 …逃げ道は全て塞いだ筈だったのに… これだから… これだから生きてないと楽しくない。 その足の速さは追いかけた俺にも分かった。 ポケットから煙草を取りだし、 火をつける。 すると肺に広がる煙。 良い度胸じゃねぇか… 俺たちはどんなときでも どんなことになっても 梓。 お前を切り捨てることはないのに… 王道だが… 待ち伏せでもすっか…