「ナニをやっとるンじゃ、あのバカは…」 いつまでも寄り添う二人を木の陰からコッソリ覗いていた空狐は、心底呆れた顔で呟いた。 一国を滅ぼせるほどのチカラを駆使して、女のコ口説いちゃうとか… 本気でバカなの? 死ぬの?