能力育成学園


私は、大地君の方へ向き直り

「何が起こったの?」

同じ言葉を繰り返す。
今度は、大地君への質問として。

「………雷が、スターを使ったんだよ。
さっきの柊先生の指示で。
まぁ、手加減は少ししてるけど。」

あれが………スター!?
いや、まぁそんな気はしてたけど!
けどあの威力は凄すぎるでしょっ。
しかも、あれで手加減なの!?

驚きを隠せない私とは対照的に、
大地君は「凄いよねー。」とか言って、
笑っている。

「雷君って………一体、何者?」

気が付いたら、私の口から
言葉が漏れていた。

その言葉を聞いた大地君は、
一瞬、悲しそうな表情をした。
けれど、すぐにいつもの笑顔で言い放つ。

「それは、雷に聞いて?
僕から話していいのか、分かんないし。」

「あ………うん。」

私は、まだ不思議に思いながらも
これ以上聞くのを止め、雷君を再び見る。


……檻の近くにある焦げあとが増えていた。
こうして話している間にも、
3~4発、稲妻が落とされていたようだ。