「三人とも!!ほら、見て!」 氷華が笑顔で、私たちに呼び掛けてくる。 うぅー……。 誰のせいで、こうなっていると……。 って____ 「うっわあああーー!!」 「スゴッ!!」 「キレイだな……。」 微笑んで立っている氷華の後ろ、 湖の上には、今まで見たことがないくらい 大きな虹が架かっていた。 さっきの衝撃の影響か、 凍っていた湖の水もすっかり溶けており、 虹が湖に映っている。 私と音色と火焔。 そして、もちろん氷華も その光景にしばらく見とれていた。