「ラボNo.、どうする?」
スターの見せ合いをするため、
カフェテリアを出た私達は
そのままラボに向かう。
あ、ラボっていうのはスターの練習場所
みたいなところ。
学園内で、唯一思いっきりスターを使っても
怒られない場所でもある。
No.1からNo.7まであり、
No.1からNo.5は、それぞれ違った自然の
風景が存在している。
No.6とNo.7は、何か特別らしく
Aクラスと先生に許可をもらった人しか
入れない。
ちなみに、私は入ったことはない。
「うーん……。
私は、No.3が好きなんだけど……。」
No.3は、湖がある草原。
すっごくキレイだし、スターにも合ってるから
一番のお気に入りなんだ!
「え!?亜琥亜も、No.3が好きなの!?
私も好きだよー♪
風景、キレイだよねー!」
私の言った言葉に一番早く
反応したのは音色。
満面の笑みで、返事をする。
「え、音色も!?
そうそう、キレイだよね!」
なんて、二人で一通り盛り上がった後、
はっと思い出して、氷華と火焔を見る。
「氷華と火焔は、どこがいい?」
私が二人に聞くと、少し呆れた声で
返事が返ってきた。
「俺は、どこでもいいぜ。」
「ていうか、あんたたち二人が盛り上がって
いた後に、他のNo.言えないでしょ。」
氷華の、その通り過ぎる言葉に
音色と苦笑いを返す。
「じゃあ、お言葉に甘えて、
No.3にしよう!」
音色の嬉しそうな顔に三人で笑いながら、
いつのまにか着いていた、ラボの扉を開ける。
