「ねぇ、亜琥亜!!
僕、みんなのスター見たいな♪
特に氷華の氷とか、まだ見たことないし!」
ご飯も食べ終わり、昼休みも残り20分に
差し掛かった頃、突然音色がそう言い出した。
「スター?……うん、いいよ!
私も音色の音のスターって、見てみたい!
氷華と火焔は……?」
その提案に乗っかった私は、
氷華と火焔の方に目を向ける。
久しぶりに二人のスター、見たいしね♪
「私は、いいけど?」
「俺も大丈夫だ!」
「やった!
じゃあ、大地君と雷君は……?」
二人の返事に、少しテンションが上がりながら
残り二人にも聞いてみる。
「ごめんね。僕達は、パス。
ちょっと用事があるんだ。」
申し訳なさそうに謝る大地君に、
私は慌てて首を横に振った。
「よ、用事ならしょうがないよ!
また、今度見せてね♪」
「了解」と言いながら、出ていく二人は
カフェテリア中の視線を集めながら、
颯爽と出ていった。
