能力育成学園


「火焔!音色って、そんなに有名なの?」

まぁ、学園に4人しかいないダブルスターの
持ち主だからね……。

「亜琥亜。お前、本当に何も知らないな。」

そう言って、火焔はため息を吐く。

「ひどっ!何もじゃないし!
………それより、質問に答えて下さい!」

「はぁ……。
音色……は、学園三大美女の1人だよ。
そのなかでも、一位か二位ってとこだ。」

ね、音色って美人だとは思ってたけど……
そんなに凄かったんだ!
まぁ、確かに可愛いもんね!!

とか、私達が色々やっているうちに
Aクラスの三人はご飯を食べ始めていて、
周りの人垣は、私を見て何故か興奮している。

どうしたのかなぁ……。
私を見ても、何の意味もないと思うんだけど。


なんて、考えていると後ろから
さっきまで話していた人物の声が聞こえた。

「亜琥亜!!
急がないと、ご飯食べれないよー!」

わっ!ヤバイ!

「氷華、火焔!
ご飯食べよう!」

慌てて、二人に声をかけて
Aクラスの三人が座っている隣のテーブルに
座り、お弁当を広げる。



その後、すっかり打ち解けた私達は
色々な話をしながら、ご飯を食べ進めた。

相変わらず、雷君は無口だけど……。