「……え?」

今、何て言ったの?
なんとなく雰囲気で予想してたけど
本当にそうくるとは、思わなかったよ?

なんて、私が困惑しているのが分かったのか
説明を付け足してくれる。

「えっとね、先生の中にも青眼の人が
いなくてね?スターの使い方とかは
教えられる人がいないんだ。」

「だから、国語とか数学とかスターの歴史
とかの授業はあるけど、
実践的に使う練習の授業はないってこと。
学園って基本的に、スターを操るための
授業が多いだろ?
てことで、今日の授業は無し!」

大地君と音色がいたずらっ子のように
笑いながら、種明かしをする。

「な、なるほど。
何の授業もないかと思って、
びっくりしたよ!」う

私は、少しいじけながら二人に返事を返す。

「ごめんね、亜琥亜。
拗ねないでよー。」

「ごめん。面白かったから、つい……。」

二人はまだ少し笑いながらも謝ってくれた。

「うん、いいよー。驚いたけどね。
ところで、次の時間は何するの?」

話しに一区切りついたところで
私は、さっきから気になっていたことを
聞いてみる。

「うーん……なにしようか?
基本、何してもいいんだけど……。」

「亜琥亜は何がしたい?
僕は、とりあえずみんなで話してたいん
だけど。」

へぇー……何してもいいんだ。
本当にAクラスってすごいんだなぁ……。

私が少し感心していると、
雷君が後ろで話しはじめた。

「……Aクラスのことを教えろって
言われてんだから、色々と話すことが
あるだろ………。」

「そうだね!
まだ、知らないこととかあるよねっ。」

「じゃあ、午前中は亜琥亜に説明する。
そして、余った時間は音色のリクエスト
通り、色々と話そうか。」


その後、私は三人(まぁ、実質ふたり?)に
色々と教えてもらい、
余った時間で、お互いの趣味やスターを操る
大変さなどを話し合った。

………ここまで、共感できたのって初めて!
最初は、嫌で仕方なかったけど
三人と仲良くなれたから、
今では少し感謝しているよ♪