「えっとな………まずAクラスには
所属している生徒が二人いる。
……そんなに驚くか?
青眼はもともと少ないからな、
しょうがないんだ。
でも、さすがにクラスとして成り立たない
ってことで特別クラスというのを
作ったんだ。
Aクラスと特別クラス、この2つのクラスが
合体してAクラスということにしている。
この特別クラスにはお前も入ってもらう。
このクラスには、ダブルスターの奴だけが
入れるんだが………、
まぁ、ぶっちゃけ青眼の二人。
どっちもダブルスターなんだよな。
あ、ちなみに特別クラスという扱いで
Aクラスにいるのは一人だけだから……。
そこには、三人の生徒しかいないな。
………っと。話してたら着いたな。
ちょっとここで待ってろ。
俺が呼んだら入ってこいよ?」

そう言い残して、柊先生は教室に
入っていった。

………先生の話、長かったな。
まぁ、面白かったけども。
それにしても、ここが今日から通う
Aクラスか……。
普通の教室と外見は全然変わらない。
………もっと、大きいのを予想してたから
少し残念。

「雷風!入って来ていいぞ!」

おっと、いけないいけない。
ぼーっとしてた。
………どうか、楽しいクラスに
なりますように!!

先生の一言に意識を戻した私は、
願掛けをして、教室の扉を開けた。