「お、お祖母ちゃん!?
なんで、ここに!?」
私は驚きのあまり、つい立ち上がって
叫んでしまった。
しかも、タメ口で。
「亜琥亜。取り敢えず、座りなさい。」
お祖母ちゃんは、私の目を見ながら
そう言った。
その、あまりの迫力にすとんっと
ソファーに腰を落としてしまった。
だって……怖いんだもん!!
雷風家の現当主だからね!?
スターの威力、半端ないんだよ!?
私は怯えながらも、そっと口を開いた。
今度は、普段通り敬語で。
「先ほどは失礼致しました。
あ、あの……おばあ様。
どうして、学校にいらっしゃるのですか?」
「俺がお願いしたんだよ。」
私の後ろに立っている柊先生が
どや顔でそう言った。
「え?どういう意味……「亜琥亜。」
「……はい。なんでしょうか、おばあ様。」
「話は、先生から聞いています。
……単刀直入に言います。
Aクラスに行きなさい、亜琥亜。」
