「あ、亜琥亜!おはよー!!」
「おはよっ」
「亜琥亜先輩!おはようございます!」
朝、教室に行くまでに色々な人に挨拶をされる。
私はそれにひとつずつ答えながら、
教室のドアを開ける。
学園は、みんな同級生だから、
嫌でも友達が増えるのだ。
まぁ、律儀に先輩付け&敬語の子も
多いけれど(笑)
ガラッ
教室に入ると、またしても挨拶の嵐。
私に限ったことでもないけどね。
「おはよー♪」
私は、またひとつずつ挨拶しながら、
自分の席を目指し、進む。
「あ、氷華!火焔!おはよっ。」
「おはよう。」
「はよっ!」
自分の席に着いたとき、既に氷華と火焔は
席についていた。
ちなみに、私は窓際の前から3番目、
氷華は私の前、火焔は私の斜め後ろの席だ。
私は、机にバックを置きながら、
2人の話に混ざる。
「何の話ー?」
