「敵意が無いなら、
さっさと情報を吐けばいいものを……。
まぁ、いい。雷は止めてやろう。」
はぁ…………、と。
柊先生は、離れている私の所まで
はっきりと聞こえてくるような、
大きなため息をつく。
そして、雷君に何かを囁いたのが見えた。
その後、コクっと雷君が頷いた。
その瞬間、さっきまでラボの天井付近にあった
灰色の巨大な雷雲がフッと消え去る。
わっ!!
一瞬で消すなんて、やっぱ雷君すごいなぁ。
でも、雷雲が消えたってことは、
もう雷を落とす気は無いってことだよね…?
頭の中で色々と考えていると、
再び柊先生の声が聞こえてくる。
「さぁ、そっちの要求は飲んだぞ?
次はお前らが要求を飲む番だ。
…………知っている事を、全部吐け。」
ニヤッと、黒い笑みを浮かべながら
先生はそう言い放った。
「……柊先生、もしかしてこれが目的?」
「…かもね。
道理で、簡単に雷がスターを使うの
止めた訳だよ。」
「先に要求飲んで貰ってるから、
無理って言いにくい………ううん。
言えない状況だもん。」
再び周りから小さい声で、
氷華、大地君、音色の意見が聞こえる。
なるほど……。
私の考えも、大幅合ってたみたいで良かった。
………火焔も少し内容が分かってきたのか、
何やら複雑そうな顔をしている。
リーダーっぽい人は数分間考えた後、
再び口を開いた。
「俺が知っている範囲でなら、全て話そう。
………しかし、その為にはもう一つだけ
条件を飲んで貰おうか。」
