パチパチと拍手が聞こえてきたと同時に、
「2人とも、凄いねー!!」
「お見事、だね。」
そんな称賛の声が後ろから掛かる。
私と氷華は、
反射的にくるっと後ろに振り向く。
すると、予想通り。
興奮しているかのように両手を上下に
振っている音色と、いまだに拍手をしている
大地君が立っていた。
そんな大したことはしてないのに…。
そこまで褒められると、照れるなぁ………///
「ありがと…///
まぁ、私は特に何もして無いけどね。」
少し顔が赤くなりつつも、
私は音色と大地君に返事を返す。
隣の氷華は何も言わないが、
どうやら珍しく照れているみたいだ。
「そんなことない!!
亜琥亜も十分凄いよ!!
ねぇっ、大地もそう思うでしょ!?」
まだ手をぶんぶん振っている音色が
隣にいる大地君の方にグイッと
顔を近付けながら質問する。
流石に温和な大地君も苦笑しながら、
口を開いた。
「うん。僕もそう思う……けど。
音色、少しは落ち着いたら?」
「無理っっ!!
だって!本当に格好よかったんだもん!」
あ、はは………。
嬉しいけど……ちょっと引くかも(笑)
隣の氷華も同じように思ったのか、
顔が少しひきつっている。
そんな風に4人で騒いでいると。
「あの……亜琥亜。氷華。
悪かった……な。あと、サンキューな……。」
という、なんとも情けなく、
落ち込んだ声が聞こえてきた。
同時に音色と大地君の後ろから、
しょんぼりした火焔が出て来る。
「「!!!」」
うわぁ……っ。
火焔が落ち込んでる!!
氷華が照れているのも珍しかったけど。
その数倍、珍しい……。
だって、いつもは自信満々で
俺様の火焔がだよ!?
数十年に1度の奇跡と言っても、
過言じゃないよ!?
「火焔が反省するなんて……。」
ぼそっと隣の氷華の口から、
私が考えていることと
全く同じことが漏れる。
やっぱり、氷華も考えることは一緒かぁ……。
