「敬語じゃなくていいよ。書くのめんどいでしょ?先輩もいらない」 花音は俺の言葉に首を横にふった。 それでも俺はめげずに 「いいんだ。俺がそっちの方がいい!堅苦しいのは嫌だから」 そう言った。 先輩とか、漢字でいちいち書くのめんどいだろ? って、思ってるフリしてるけど 本当はなんていうか… 花音と楽しい話をしたい。 先輩とか後輩とか関係なく、 ありのままの花音と話したいから。